病気紹介 水晶体脱臼 2024.01.09 Tweet Share RSS この記事のタイトルとURLをコピーする 眼の中の水晶体が本来の位置から移動してしまう病気です。前方脱臼(眼の前、角膜側へ移動)と後方脱臼(眼の奥、硝子体側へ移動)があります。 【症状】 眼を開けにくそうにしている、眼が大きい、眼の色がいつもと違う、ほか 【検査】 スリットランプ検査、眼圧検査、眼部超音波検査、ほか 【治療】 前方脱臼の場合、外科手術が必要な場合があります。後方脱臼の場合、炎症を抑える点眼薬などを使用します。水晶体の位置が変化することで眼の中の水(眼房水)の流れが変化し緑内障を起こす場合もあり、その場合は緑内障の治療も行います。 写真はどちらも水晶体が眼の前に異動(前方脱臼)している犬の眼です。左側は緑内障にはなっておらず眼の中の構造が良く見えます。右側は、緑内障になっており表面の角膜が濁り、眼の中の構造が確認しづらくなっています。 Tweet Share RSS この記事のタイトルとURLをコピーする 乾性角結膜炎 前の記事 流涙症 次の記事
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