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注意喚起

咳が出ます。

 最近、朝晩の冷え込みも一層厳しくなって来ました。ご自宅で咳をするのを見かけられて来院されるワンちゃん、ネコちゃんが増えています。
 咳が出る原因は大きく、「心臓の病気」と「気道(気管・気管支・肺)」の病気に分かれます。病院では、「咳の様子(回数、よく出る時間帯など)」、「お家でのその他の様子(元気・食欲はあるか、痩せて来ていないか、など)」を飼主さんに伺います。病院では、まず聴診器で胸の音を確認します。心臓の音に異常はないか、呼吸の音に異常はないかを確認する事で、咳がどちらの異常から出ているかを確認します。また、「熱はないか、その他に異常はないか」を見て・触って確認します。
 より、詳細に心臓・気道の状態を確認する為には、レントゲン検査を実施します。

気管支炎のネコちゃんのレントゲン

気管支炎のネコちゃんのレントゲン
白い小さな粒々が見えます

気管虚脱のワンちゃんのレントゲン

気管虚脱のワンちゃんのレントゲン
矢印のところの期間が細くなっています

 咳の治療も、原因によって変わります。「心臓の病気」であれば、心臓の薬が基本になります。「気道」の病気であれば、その状態によって抗炎症薬などを使用します。
 異変に気付かれた場合は、早めの受診をお勧めします。病院での様子だけだと診断が難しい場合もありますので、咳の様子の動画を撮影して頂けると、病気を判断するうえで参考となります。

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