「診察料金改定」のおしらせ 2024年2月1日(木)より診察料金の改定をおこないます。詳しくはこちらをご覧下さい。

注意喚起

血圧高くなっていませんか?

1.はじめに
 わんちゃん、ねこちゃんでも血圧が高くなる場合があります。血圧が高くなる原因は様々あります。腎臓病やホルモンの病気(甲状腺、副腎)に伴って高血圧にある場合、そのような病気(基礎疾患)がなく高血圧になる場合があります。
 一定以上の高血圧が続くと、腎臓・心臓・眼・脳などに影響を与えますので、治療が必要です。
 
2.高血圧の治療について
 基礎疾患の有無によって異なります。基礎疾患がある場合はそちらの治療を優先する場合が多いです。高血圧以外に異常が見られない場合、基礎疾患治療にも血圧を下げる必要がある場合は血圧を下げるお薬を使用します。お薬は、錠剤や液体のタイプなどがあります。

3.高血圧により、眼底(目の奥)で出血をした症例(犬および猫)
 目が見えにくくなってきていると病院を受診される場合で、高血圧によって目の奥で出血を起こしている場合があります。今回は、犬・猫それぞれの眼底(目の奥)の写真をお示しします。

眼底(目の奥)の写真 猫

矢印で示している赤いところが出血している箇所になります。このような場合は、血圧を下げる薬(飲み薬)と目薬で治療します。

4.さいごに
 血圧が高くなっているかどうかはお家での様子では判断できません。血圧の上昇が疑われる場合には、血圧測定を実施しています。また、健康診断でも血圧測定が実施可能です。

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