「診察料金改定」のおしらせ 2024年2月1日(木)より診察料金の改定をおこないます。詳しくはこちらをご覧下さい。

注意喚起

異物誤飲・誤食にご注意を。

 動物病院では、異物などを飲み込んでしまったと来院される場合が多くあります。具体的な例としては、おもちゃ、家具の部品、つまようじ、飼い主さんの薬、マスクなどです。また、わんちゃん・ねこちゃんには口にしてはいけない食べ物もあります。チョコレート、ネギ類、ブドウ、ユリ科の植物(ねこ)、などが該当します。

 おもちゃなどを飲み込んだ場合には、何も見た目に変化がない場合もあります。飲み込んだものによっては食べ物の通り道(食道~胃~小腸~大腸)を傷つける場合があります。貧血を起こしたり、肝臓・腎臓に障害を与えるものもあります。

 異物の存在を確認するために、レントゲン検査、超音波検査、造影レントゲン検査などを行います。素材などによっては、異物の存在が確認できる場合もありますが、画像検査ではわからない場合もあります。
 対処法は、飲み込んでしまったもの、飲み込んでからの時間(どこにあるか)によっても異なります。

1)催吐処置:飲み込んでしまってから、時間がたっていない場合(胃の中にまだある場合)。吐き出すときに、異物などが胃や食道を傷つける可能性が低い場合。
2)内視鏡による摘出:胃や胃を出てすぐ(十二指腸)にある場合は、内視鏡(胃カメラ)による摘出が可能な場合があります(全身麻酔が必要です)。
3)開腹手術による摘出:上記で取り出すことが難しい場合は、手術により異物などを摘出します。
*異物が非常に小さい場合などは、獣医師の診察の上で便に出てくるのを待つ場合もあります。

 わんちゃん・ねこちゃんが食べてはいけないものは、手の届かないところに置かないようにしましょう。また、丸呑みしてしまう可能性のあるおもちゃは使用しないほうが安全です。異物(おもちゃなど)がなくなっている、目の前で口にした場合などは早急に動物病院を受診しましょう。

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