注意喚起 猫の角膜黒色壊死症 2022.08.30 Tweet Share RSS この記事のタイトルとURLをコピーする 猫ちゃんの角膜黒色壊死症という病気をご存じでしょうか?角膜黒色壊死症(角膜分離症)は、猫特有の病気です。角膜の中央部に茶色~黒色の領域を形成します。また、眼の表面で強い炎症を起こすことがあります。 現時点で明らかな原因は分かっていませんが、毛などの角膜への刺激、角膜の損傷あるいはヘルペスウイルスの関連などが指摘されています。どの猫種でも起こりますが、ペルシャ、ヒマラヤンなどではよく見られます。痛い、涙・目ヤニが多い、眼の表面の異常などで気づかれる場合があります。 病状などによって、治療は異なります。角膜への刺激の原因(異所性睫毛、眼瞼内反症)などがある場合は、その治療を行います。ウイルス感染の影響が疑われるときは、抗ウイルス薬を使用します。場合によっては、外科手術(角膜表層切除術)を実施する場合もあります。 図.当院に来院した猫角膜黒色壊死症 眼の異常に気付かれたら、早めの受診をお勧めします。また、当院では「眼の健康診断」も実施しています。 Tweet Share RSS この記事のタイトルとURLをコピーする うちの子、耳がかゆそうです 前の記事 糖尿病について 次の記事
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