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病気紹介

狂犬病について

1.はじめに
 狂犬病の予防接種の時期です。今年の予防接種はお済でしょうか?「毎年予防接種を受けているけれど、狂犬病ってどんな病気?」というご質問もいただきますので、簡単にご紹介します。
 
2.狂犬病について
 狂犬病はウイルスが原因となる病気です。名前に犬が入っていますが、人を含むすべての哺乳類で発症する病気です。日本国内の犬で最後に確認されたのは、1956年です。ただし、世界に目を向けてみると犬での発症がない国は圧倒的に少数です。
 狂犬病は、病気を持っている犬にかまれることで、ウイルスが体の中に侵入し発症します。症状は、熱が出たり、よだれを垂らすようになったり、まっすぐ歩けなくなります。全身の麻痺がおこり、死亡します。有効な治療法はなく、発症すると100%死亡する病気です。

3.狂犬病予防法について
 治療法のない恐ろしい病気だからこそ、予防が重要です。狂犬病予防法では、以下が飼主さんの義務と定められています。
・居住している市区町村に登録申請し、登録後に交付される鑑札をその犬に着ける
・飼い犬に、狂犬病の予防注射(狂犬病ワクチン接種)を毎年1回受けさせ、交付される注射済標をその犬に付ける

4.最後に
 狂犬病予防接種は、犬を守るためだけでなく人間を病気から守るためのものです。接種がまだの方は、動物病院等での接種を行いましょう。ご不明な点等は、お問い合わせください。

参考:
1.狂犬病 – Wikipedia
2.狂犬病|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

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