1.はじめに
ご家族でのお出かけが多くなる季節になりました。キャンプに行ったり、山に行ったり、川で遊んだり、などなど。お出かけ先でノミ・マダニに噛まれないように、対策が必要な時期になりました。今回は、マダニが人にもたらす(媒介する)病気をご紹介します。
2.重症説性血小板減少症(SFTS)
ウイルスによる感染症で、人がマダニに噛まれて発症する場合、マダニに噛まれた犬・猫のウイルスが人に感染する場合もあります。ウイルスによって、血液の中の白血球や血小板が少なくなります。発熱、下痢、頭痛などが症状として見られます。重症化すると死亡する場合もあります。
岡山県のHPに詳しい説明があります。
『重症熱性血小板減少症候群(SFTS)』に注意しましょう – 岡山県ホームページ(感染症情報センター) (pref.okayama.jp)
3.日本紅斑熱
リケッチアの一種を保有するダニに噛まれることで発症します。頭痛、発熱、倦怠感などが症状として現れます。死者も報告されています。
4.ライム病
細菌(スピロヘータ)を保有するマダニに噛まれて発症します。皮膚、関節などに症状が出ます。犬でも、マダニに噛まれて発症する場合があります。
5.予防が重要です
マダニが媒介する病気については、予防が重要になります。予防の方法については、下記HPなどをご参考ください。
犬・猫のマダニ予防には、予防薬が存在します。飲み薬だけでなく、スポット剤(滴下剤)もありますので、お薬を飲むのが得意でなくても予防可能です。お出かけが楽しいものになるように、マダニ対策を忘れずに行いましょう。
コメント